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屋久島旅行 6日目 レンタカー その3
私の好きな人に中村 文昭(なかむら ふみあき)さんという方がいます。
年齢は42歳。三重県出身でブライダルの出来るレストランを経営。
年間300~320講演する人で全国をまわっています。
その中村さんが「耕せ・にっぽん」の立ち上げ講演会で札幌に来た時は、帯広から見に行った事もありました。

その中村さんの2冊目の本がこちら。

お金でなく人のご縁ででっかく生きろ! (2)お金でなく人のご縁ででっかく生きろ! (2)
(2005/05/21)
中村 文昭

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実はこの本の中に屋久島で出合った屋久杉の工芸作家の話が書かれています。
222ページある本の中の1割にあたる24ページを割いてその工芸作家の事が書かれていまして、
名前を日高岳南(ひだか がくなん)さんと言います。

初版が2005年5月なので、前回私が屋久島に行った時(2006年11月)にはこの本は読んでいました。
前回も日高岳南さんの存在は知っていたのですが、時間の関係もあり会う事はありませんでした。

今回は、「会えるかどうかは分からないけど行くだけ行ってみよう!
そして、「何か買える物があれば買ってこよう!」と思っていました。


本には日高岳南さんの事がこう書かれています。

出迎えてくれた岳南さんは初老の華奢な男性でした。指がまるでアリクイの舌のようにすらりと
細長く、巨大な原木と格闘し、重厚な作品をつくりあげるようには見えません。
僕たちが入って行っても、椅子に座ってタバコを吸っているだけで、何も話してくれません。
ようやく口を開けば、たった一言。
「ほな、勝手に見てって。」
典型的な職人さんタイプの人でした。


ちょっと怖そうなイメージですね・・・


さらに本から何ヶ所か抜粋してみますと、

・天皇の宮家に屋久杉で作った壷を贈呈する事になった時、
「是非、日高さんの作品を」と請われるほどの人。
・工房に案内されるには、じつは紹介者による暗黙の選別があるらしい。
「この人になら見てもらおう」と判断されて初めて、工房に来ることが出来る。
・仲良くなると結構喋ってくれる。
・樹齢三千年の屋久杉の倒木を貰ってきて、じっくり乾かして25年経ったころ屋久杉から「そろそろ手をかけてくれよ。」と声が聞こえてきて、磨き始めて5年。手がけてから30年経って出来上がった「火鉢」を中村さんが気に入り譲り岳南さんから譲り受けた。
・製作までに30年かかった火鉢に対し「えらい時間をかけてらっしゃるんですね。」と中村さん。それに対し「樹齢三千年の屋久杉に向き合ったら30年なんてほんの一瞬だ。」と岳南さん。さらに、「三千年かけて育った屋久杉を、百年足らずの寿命の人間が、どうこうしようなんて不遜なんや。それは木を自分でどうこうしようと思ったことはない。」とのお話しに中村さん圧倒される。
・実は屋久島には、「なぜ生きてるのか分からない」、「消えてしまいたい」という願望を秘めた若者も来るようで、そんな若者がふらっと工房を訪れると、その若者が話し始めるまで黙って待つこともあるという。
・岳南さんから適切なアドバイスを受け生きる力を蘇らせた若者たちが何人もいることから、警察から「駆け込み寺」の看板を掲げて欲しいと何度も頼まれている。
・中村さんがお礼の電話をかけた時、「僕、いいと思った事は黙ってられへんから、今度は師匠を連れて行ってもいいですか?僕から岳南さんの事を聞いたっている友達が訪ねて行くかもしれへんけど、会うてくれますか?本に書くかもしれんけど、いいかな?」と聞いた事に対し、「わかった。また誰でも連れて遊びに来い。こんな生き方もあるっちゅうのを伝えてくれたら、それもええ。」と快諾してくれた。

これ位の短い文章では岳南さんの「人となり」を伝えるには言葉が全然足りないと思いますが、中村さんの本を読んで私もその日高岳南さんに会ってみたいと憧れを抱くようになりました。それに、最後の文章には本を読んで岳南さんを知った人が来ることを了解してるように解釈出来るので、私も
 行く事にしました 。



そうは言ってもどこに行けば日高岳南さんに会えるか分からないので、
まずはネットで調べてみました。

屋久島観光協会
↑このホームページの<屋久杉工芸品>の欄を見ていくと、「岳南工芸社」とあります。

「岳南工芸社の岳南って・・・、日高岳南さんの事だよな。」

・・・と思いまして、次は場所の確認をしました。

小瀬田(こせだ)・・・?


これもネットで調べたら、地図をゲットすることが出来ました。

「空港周辺詳細地図」にその場所を発見!プリントアウトして屋久島に持ち込みました。


 
 
さて、永田集落の「NPO法人 屋久島うみがめ館」から車で移動すること約1時間。

屋久島空港そばの、「喫茶 樹林」に入り、

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シーフードカレーを食べました。美味しかったです。
077_convert_20110130121539.jpg



この近くに「岳南工芸社」があることは地図で分かってましたが、具体的にどう行けばいいのか分からなかったのでお店の人に教えてもらいました。

すぐ近くでした。
078_convert_20110130121635.jpg

屋久杉を乾かしているのでしょうか・・・。
082_convert_20110130121739.jpg


この辺から時速5キロほどでハンドルを抱きかかえるようにしながらゆっくりと車を進めていきます

心臓もドキドキしてました

「でも必ずしもいるとは限らないしな。」


・・・と思ってたら目の前にドンと建物が見えてきました。

正面には建設中のわりと大きめな家。
その右側に古い建物があり、「屋久杉 岳南」と書かれています。


・・・と、その前に、岳南さんと4~5人が立ってこちらを見ていました。

岳南さんのお姿はネットで見たことがあったので、直ぐに分かりました。

大工さんと何やら打ち合わせ中といった感じで、目だけこちらを見ていました。

こんなにあっけなく会えるとは思っておらず、
心の準備も出来ないまま緊張は一気にレッドゾーン

「オレはこの空気の中、どうやって入っていったらいいんだろう・・。」
一瞬、「帰っちゃおうかな~?」と思いながら、

適当な場所に車を止めて、深呼吸してから車を降りました。


岳南さんは相変わらず大工さんと打ち合わせをしてるようでしたが、代わりに子供を抱っこした
20代と思われる女性が対応してくれました。間違ってたらゴメンなさい。


「どなたかのご紹介ですか?」


やっぱり紹介無しで来る人はいないんだな~と思いながら、

「中村文昭さんの本でこちらの事を知りまして、北海道から来ました。」と話すと、

「もしお時間あるようでしたら、ご説明しましょうか?十分に説明できるか分かりませんが。」
と、思ってもみなかった展開になりました

建物の2階部分がギャラリーとなっていて、階段を上がってから作品の説明を受けました。

最初に見て驚いたのが、直径7~80cm位あったと思うのですがお盆です。
同じサイズのお盆が3枚こちらを向いて壁に立てかけてあるのですが、よ~く見ると湖畔に木が数本立ってるような絵に見えました。その絵に見えたものは実は年輪で、屋久杉の細かい年輪がどうゆうわけか湖や木に見えました。

この時の感情を言葉で表すと、

「えっ、ウソ~。」

です。ほんと、こんな感じでした。

隣にはそれこそ縄文杉のような屋久杉が浮き上がってるお盆があり、その隣のお盆にもまた杉の木が見えました。
見え方は人によって違うようで、湖に見えたお盆を洞窟に見えるという人もいるようです。

その他、観音様が浮き出てるように見える高さ110cm程の壷や、靴べらやハート型のアクセサリーなど様々なものが並んでいて、端から順に丁寧に説明して頂きました。

そして、「これと同じものが、中村さんが買われた火鉢です。」と火鉢を紹介してもらった時は、友達じゃないけどちょっと感動しました。丸いこじんまりとしたものを想像していたのですが、長方形の割と大きなものでした。

そして一通り説明も終わり女性は一階に降りて行ったので、何か買えるものはないかな~と探していたら、5枚で3,000円のコースターを見つけました。怖いことに、ギャラリーにある作品の殆どには値札がついていませんでした。怖くていくらか聞けません

5枚のコースターを手に握り締め、先ほどのお盆なんかを見ていたら、

「あんたが中村さんの友達か!」

と、岳南さんが2階に上がってきました。

憧れの人からそれも向こうから声をかけて頂けた嬉しさと、友達ではない事を説明しなきゃという焦りで汗をかきながら、中村さんの本を読んでココに来てみたいと思ったこと、中村さんの講演会には何度か行った事はあるけれど直接お話した事は無いことなどを説明しました。
「そうか、そうか。」と言ってくださりその場に座って話しをする事になりました。

丁度この時、鹿児島から来たという経営者っぽい人3人と一緒になり、岳南さんと私の合わせて5人で輪になって話が始まりました。お茶も出てきて「僕はこんな所に同席させてもらっていいのだろうか・・・。」と恐縮しなからもお話しに加えて頂きました。

色々とお話して頂く中、岳南さんが私に話しを振ってくるのでそれに対し一生懸命答えるのですが、私が答えた後もまだ私の目を岳南さんが見てるので、「あれ、何か答えズレてました?」と心の中で汗をかきながら、それでも色々質問とかさせてもらいました。

結局、そこでのお話しは私と岳南さんの話しが6~7割り位で、思いのほか沢山お話し頂けました。

岳南さんとのお話を振り返ると、「圧倒された。」の一言です。

中村さんの本の中にもありましたが、樹齢1000年を超える屋久杉を相手に、「作る」なんておこがましい。「手伝ってる」と言う方が正しいのではないか?という話を伺いました。


話しの内容が私の経験に無いものばかりだったので、とても共感なんかは出来ませんでした。

「そうですよね~。」なんて言えません。

ただただ、「は~。」、「そうなんですか・・・。」、「へ~、スゴイですね~。」

くらいしか、相槌は打てなかったと思います。


鹿児島からの3人が帰った後、建物の外で岳南さんと最初に説明してくれた女性3人で雑談をしてたら、「もし、良かったら写真撮りましょうか?」と言ってくれ、岳南さんもOKそうだったので車からカメラを取って来て女性に渡し、岳南さんとのツーショット写真を撮ってもらいました

実はこの時、カメラでギャラリーの中の様子を撮るのは恐れ多いと思ってたので、カメラを持たずに作品の紹介を受けたりお話しを伺ったりしてました。今考えるとそれはそれで良かったなと思えるので、作品を見たくなったらまた行くことにしようと思いました。

そして帰り際には「また遊びに来て下さいね。」と女性に言って頂き、岳南さんもニコニコしてたので
多分OKという意味だと思い、ほっこりして帰ってきました。




いや~、行ってみるもんですね~。


買ってきたコースター。
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そういえば岳南さんのギャラリーには記名帳があり私も名前を書いてきたのですが、
その横にはなんと先日帯広に講演会で来ていた五日市剛さんの名刺が置いてありました。


そもそも五日市さんの事はセドナに行った時、現地日本人ガイドのナナさんから教えてもらった
のですが、屋久島でも五日市さんの足跡(そくせき)に出会うことになり、
何だか不思議なご縁を感じました。




(屋久島旅行 6日目 レンタカー その4へつづく)


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